ボンズクリエイターズナイトっていうのを観てきた

9/22、ボンズクリエイターズナイトっていうのを観てきた
 テアトル新宿で土曜の深夜からオールナイトで行われたボンズクリエイターズナイトっていうのを観てきた。アニメに疎い私には、そもそもボンズって何? 今日は「COWBOY BEBOP 天国の扉」がやるってんで観に来たんだよね、という程度(それとハガレンのシャンバラの2本立て上映だった)。
 だが、上映前に行われた29日から公開される映画「ストレンヂア」に絡んだ話を中心に、その監督の安藤真裕氏とプロデューサーでボンズの社長の南雅彦と、今度のガンダムの監督(シャンバラの監督もやった)水島精二氏が登壇した1時間40分にわたるトークイベントがかなり面白かった。ていうか、ストレンヂア公開のことすら知らなかったので、こんな門外漢どころか何も知らない人間が見に行ってよかったんだろうかという罪悪感もちょっとある。でもそんな混んでなかったよな。上映の30分前にふらっと行ったんだが余裕で入れたし。以下、思い出しながらトークの内容を列挙してく。
 安藤監督がストレンヂアの主人公名無しのコスプレで登場し場内は盛り上がる。今日はハガレン観に来たのかな、ビバップ観に来たのかなと最初から軽いノリ。南氏も同様に軽い、酔ってないを度々連呼。一週間前にやったイベントでは酔ってたけどとのこと。二人のことをまったく知らない私は、なんじゃこの人たちは……ほんとにこんな人たちがアニメ作ってたの? びっくり。
 なんか時代劇とかやりたい→時代劇っていったらチャンバラでしょ→チャンバラアクション作ろう(安藤監督はアクションが得意)
 南氏「試写で何回も見て泣いた。辛くて」場内爆笑。
 製作現場は本当に辛かったらしい。デジタルとか3Dとかがもてはやされる昨今のアニメで、あえて2Dでやろう。やっぱ2Dでしょ。
 公開前に発売されるナビゲーションDVDの一部を公開。自分たちの出番はほとんどなく、本編の多くが声を演じた長瀬と知念の映像ばかりらしい。
 終始ぐだぐたの安藤監督と南氏。司会進行役の女性(この映画の広報担担当だっけ)もこの調子に乗っかって二人のおっさんをたしなめる場面も。随分と明るい雰囲気。
 とにかくアクション。しかもチャンバラ。今回は刀と刀のぶつかり合い。銃とかミサイルとか使えたら楽じゃん、妖刀とかいってビーム使えたら楽じゃん(作画が楽ってことか?)。でもチャンバラにこだわってそんなの一切なし。火薬物が少し出てくる程度。舞台が戦国時代なので。
 水島監督登場。南氏「おお振りです」(水島違い)。ガンダム00の監督。「こんなんでいーの? もっと真面目なイベントかと思ってたけど」。
 10月から始まるカンダム00のオープニング映像(ノンテロップ)も公開。安藤監督「最初からがんばりすぎじゃないの?」、水島監督「二期のオープニングやってみる?」、安藤監督「得意じゃないんだよなー」
 途中から犬のぬいぐるみ(映画に出てくる犬)を抱える南氏。非売品。
 前売り券を買うとついてくる扇子をあおぎながら暑い暑い言うみんな。ライトが当たっているので。
 映倫の話。映画が出来上がり、映倫の審査に臨むスタッフ。どきどきの安藤監督と南氏。まだメインタイトルも出てないのになんかメモする映倫。血がどばどば出るシーンが多いのを後悔する。頼むから審査通ってくれ。アニメはカットの差し替えが大変なんだよ。上映後、スタッフを残して部屋を出て行く映倫。結果にドキドキ。結果、よく出来ているのでPG12(映倫の人たちは映画の内容をしっかり理解してくれたんだ、と安藤監督)。差し替えも必要なし。安堵するスタッフ。PG12という規制にもかかわらず「ありがとうございました」となぜか礼をする。
 映倫「アニメは寄りが多いね」「引いた絵もっとないの?」、南氏「引いた絵は作画が大変なんだよ!」、水島監督「ストレンヂアはその点がんばってるよ」
 監督としての仕事。誰をスタッフに加えるか。時代劇と言えば馬、でも監督は馬描けない。南氏「今のアニメーターには馬とか犬を描ける人が少なくなっている」。安藤監督「馬を描ける人が来たので、馬じゃんじゃん登場させちゃいました」。南氏「水島監督はアクション苦手だけど、キャラクターの感情を演出するのが上手い」
 南氏「映画の観覧者が200万人超えるまで禁煙」、水島監督「ほんとだ、そういえば吸ってない」、南氏「映画を観たら100人に宣伝しよう」「200回は見れ」、安藤監督「朝の食事でストレンヂア、学校の昼休みにストレンヂア、職場の昼休みにストレンヂア」「チに点々」
 もっといろいろ話してたけど、細かく思い出せない。最後にプレゼント抽選会。ファンの人すんません、サイン入りポスターが当たっちゃいました……羅狼の絵入りだった。ハガレンビバップの映画は半分寝ながら鑑賞。