2007-01-01から1年間の記事一覧

2007年面白かったマンガ10

2007年面白かったマンガ10 今年は「げんしけん」長文にはじまって少女漫画中心の感想文に終わった一年だった。それでもさらに「フラワー・オブ・ライフ」「さよなら絶望先生」と2つの長文も書き、更新頻度は置いといて、一つの作品を集中的に読みふける日々…

2007年面白かった映画10本

2007年面白かった映画10本 今年は70〜80本くらい観たと思う。前回の日記に漏れがなければ75本か。年末にも観るつもりだからそれで80本越えるかもしれん。9月くらいまでは、このままなら年100本超えそうな勢いで鑑賞していたが、10月以降の同人誌作りなんか…

さて、前回の更新が西炯子「電波の男よ」で、今回の更新が末次由紀「ハルコイ」の感想と。このまま少女漫画ばかりの感想だと、今年面白かった10作品とかやっても、見事にそればっかりになりそうな予感…… というわけで、今年の総括をすでにはじめているところ…

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20071203 こちらの企画に便乗した。映画オールタイムベストテン。 この手の企画には、お前絶対最近の映画しか見てねぇだろ、このスカタンってのがまぎれてしまうんだが、今回はそのスカタンになった。まぁ実際最近の映画…

小山昌宏「戦後「日本マンガ」論争史」を読んでマンガ系サイトを思ふ

小山昌宏「戦後「日本マンガ」論争史」を読んで再びマンガ系サイトを思ふ この本は、大衆文化論やマンガ表現論を専門とする小山昌宏氏が、タイトルどおり戦後交わされたいくつもの論争の中から8つを選び、両者の対立を両論併記することで比較検討し、そこか…

「オタクコミュニスト超絶マンガ評論」を読んでマンガ系サイトを思ふ

紙屋高雪「オタクコミュニスト超絶マンガ評論」を読んでマンガ感想系サイトを思ふ マンガ感想系サイトの良心・紙屋研究所の本が出た。これまでサイトで書かれた文章を再編集した紙屋研究所の自選マンガ評論とも言える本である。よって過去に読んだことがある…

コミティア82終了。みなさんありがとうございました。 終始まったりとした時間を過ごせた。今回もスペースを回れなかったけど、時々周囲を見渡して雰囲気をたっぷりと楽しめた。あー、でも山川直人氏の本は欲しかったかも。それから絶望先生オンリーよりもサ…

最近は少女マンガを読む機会が多い、というわけで最近の更新もそれにかたよってる。前々回が乙ひより「かわいいあなた」で前回がタアモ「少女のメランコリー」、今回の更新が小玉ユキ「羽衣ミシン」。 いくつか少女マンガを読んでるけど、ほとんどジャケ買い…

というわけで11月18日に東京ビッグサイト東1ホールで開催されるコミティア82に「ひとりで勝手にマンガ夜話」でサークル参加する。これで冬コミに当選してたらなぁ…… 本そのものはすでに公開済みの木尾士目「げんしけん」長文レビュー「斑目晴信の青春」を一…

絶望先生オンリーイベントから帰宅。 本を買っていただいた皆々様、ありがとうございました。本の出来は、まああんなもんです、すみません。 開催が近付くにつれて、もう一冊も売れないような気がしてきたけど、結果的には、思ったより売れた(目標を低く設…

絶望先生オンリーイベント用の本

絶望先生オンリーイベ。初参加、そもそも同人誌のこともよく知らない状態ではあるが、まあ、なるようにしかならんということでドラゴンズ優勝おめでとう。 さて、11月3日と明日に迫ったわけだが、本の内容を簡単に説明する。まず、レビュー本ということだけ…

映画「水になった村」感想

映画「水になった村」感想 監督・撮影・写真:大西暢夫 企画・製作:本橋成一 編集:土井康一 録音:米山靖 音楽:林祐介 製作:ポレポレタイムス社 配給:サスナフィルム ポレポレ東中野 岐阜県揖斐郡徳山村は現在地図で確認できない村である。2006年秋、完…

本ができたっぽい

オンリーイベントに出す絶望先生の長文レビュー本ができたらしい。印刷会社から連絡が来よった。参加サークルを読みまわると、まだ描いてる人もいるようだけど。早め早めにやってたら一週間前とは少し早すぎた。たいして部数を刷ってないから荷物にはならな…

告知

告知 同人誌即売会なるものに出てみようかと以前から考えてて、もちろん内容はマンガについての雑文なんだが、いきなりコミケはハードルが高いと。しかも当選するかどうかもわからないものに時間を費やすのももったいないので、まずは手頃なところからはじめ…

一月半ぶりの本サイト更新は作品別感想に安永知澄「ちぬちぬとふる」、鳥飼茜「わかってないのはわたしだけ」、南塔子「偶然か 運命か」の3本。 仕事がやっと繁忙期を抜けたので、これからはもう少し更新できそう。安永知澄作品集からは他のも感想書くつもり…

ボンズクリエイターズナイトっていうのを観てきた

9/22、ボンズクリエイターズナイトっていうのを観てきた テアトル新宿で土曜の深夜からオールナイトで行われたボンズクリエイターズナイトっていうのを観てきた。アニメに疎い私には、そもそもボンズって何? 今日は「COWBOY BEBOP 天国の扉」がやるってんで…

「差別と向き合うマンガたち」と「MASTERキートン」

吉村和真・田中聡・表智之「差別と向き合うマンガたち」と「MASTERキートン」 臨川書店から今年の夏に出版された本である。マンガコラムニスト夏目房之介氏が自身のブログで触れているので実際に買って読んだ人もいるだろう。私もその口である。部落問題研究…

長い文によしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」の感想を追加。あー疲れた。 今回は時間をかけてこつこつ書いたけど、さて肝心の内容はどうなんだろうか。まあ、いいや。次いこ次。 漫画ナツ100 GUNSLINGER GIRL,相田裕 ニナライカ,作画・秋重学 作・川…

映画「天然コケッコー」感想

映画「天然コケッコー」感想 さて、漫画原作映画ということで。映画「天然コケッコー」。 監督:山下敦弘 脚本:渡辺あや 原作:くらもちふさこ 撮影:近藤龍人 照明:藤井勇 録音:小川武 美術デザイナー:金藤浩一 装飾:武藤順一(大晃商会) 編集:宮島…

今回の更新はマンガの意味に「「eensy-weensyモンスター」と「鈴木先生」の奇妙な関係」を追加。もう字を数えるのは嫌だ…… 本サイトにおお振り関連の記事へのアクセスが多いみたいなんだけど、やはりアニメ化の影響なのかね。

映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」感想

映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」感想 あー面白かった。女優になりたい勘違い女の姉・スミカ(佐藤江梨子)。姉をモデルにした漫画を描いてしまう衝動を止められない妹・キヨミ(佐津川愛美)。姉妹の相克に手を打てずどうしようも出来ない弱みを抱え…

「環境問題」問題 ウソをついてるのは誰かって

「環境問題」問題 ウソをついてるのは誰かって http://www.janjan.jp/culture/0707/0707018158/1.php(以下「「ウソ」ウソ」と略す) あんまり論争は好かないけど、誰もはてブで突っ込まないのでちょっと言っておこう。 たかじんのそこまで言って委員会で武…

映画「サイドカーに犬」感想

映画「サイドカーに犬」感想 楽しい。こんな楽しい映画は久しぶり。竹内結子の魅力も多分にあるけど、丁寧に描写される少女の視線が素晴らしかった。 監督:根岸吉太郎 原作:長嶋有 脚本:田中晶子 真辺克彦 撮影:猪本雅三 照明:金沢正夫 美術:三浦伸一 …

今回の更新は感想文に、ろびこ「マサムネくんのススメ」を追加。 ろびこは最近のジャケ買いの中では大当たりだなー。ここんところまだ単行本1〜3冊ほど出している少女漫画家の作品ばかり読んでるんだけど、そんなかでもダントツの面白さ。緑川ゆき以来の手ご…

映画「転校生 さよならあなた」感想

映画「転校生 さよならあなた」感想 この感想文には、重大なネタバレが含まれるんで、まだ映画を観てない方・観るつもりの方は、早々にお引取りを。いや、まあとりあえず率直な感想は「面白かった」の一言。それでは、 監督:大林宣彦 脚本:剣持亘 大林宣彦…

吉田秋生「蝉時雨のやむ頃」を作品別感想に追加。 さて、マンガ原作映画ということで、じゃないけど、やっと地元でも「黄色い涙」が公開されたんでさくっと観てきた。うーん、無難だな。嵐の5人が主演ということだけど、香椎に田畑智子に韓英恵に高橋真唯と…

前回の更新が「おお振り」の桐青戦精読で今回が幸村誠「ヴィンランド・サガ」4巻のアンについて。 「大日本人」観てきた。噂にたがわぬ面白さ、土曜に見て次の日も観に行っちゃった。すごいね、誰も見たことないって松本監督は煽っていたけど、ほんとに今ま…

映画「赤い文化住宅の初子」感想

映画「赤い文化住宅の初子」感想 さて、漫画原作映画ということで。原作・松田洋子、監督脚本タナダユキ、映画「赤い文化住宅の初子」。今年の漫画原作映画の中でもっとも原作の持ち味を損なわず、それでいて漫画にはない映像の力を存分に味わうことの出来る…

今回の更新は、ばらスィー「苺ましまろ」5巻の美羽の横っ腹痛い問題。問題ってそんな大袈裟な。画像引用していないのでわけがわからんかも。単行本持ってて、かつ、興味ある奇特な方はそれを片手にめくりめくり読んでおくれ。 映画「眉山」観た。主人公の母…

映画「神童」感想

さて、漫画原作映画ということで。さそうあきら原作、萩生田宏治監督、映画「神童」 ……なんだろう、このむかつき。いや、いい映画だった。いい映画だったよ。萩生田監督は前作に引き続いていい絵を撮ってくれたよ。でもなんだか無性に腹が立つ自分もいる。こ…