2004-01-01から1年間の記事一覧

コメノ米野

別にやる必要ないといえばないんだけど、やったらやったで面白い今年のベスト漫画。先日挙げた10作品を今眺めると、なんか異様なのが混じってるな。最初普通に並べたら、あまりに普通だったので、一個だけでも変なの入れとこうとした結果である。 こうの史代…

キャプテン深夜

2004年、印象に残った漫画10作品を列挙。 こうの史代「夕凪の街 桜の国」 緑川ゆき「緋色の椅子」 あずまきよひこ「よつばと!」 宮下英樹「センゴク」 椎名軽穂「Crazy for you」 幸村誠「プラネテス」 戸田誠二「しあわせ」 ひぐちアサ「お…

稲葉置物

作品別感想にあずまきよひこ「よつばと!」3巻の感想を追加。「ひとりで勝手に〜に戻る」から「作品別感想」にあるよ。 本格的に今年の締めにかかっているサイトが増えてきたなー。うちはどうしよう。恒例のベスト作品選出は悩むなー。はてなでそういうのや…

猿、杜へ

漫画原作映画ということで「OLDK」鑑賞。原作はすぎむらしんいちの「OLDK築25歳」という短編。 ………だめだこりゃ。スタッフやキャストも紹介する気になれん。ラブ・コレクションという企画に集まった6作品のひとつで、廣木隆一「ガールフレンド」、…

高い高井

漫画原作映画ということでって最近こればっかだな…… ハイ、ジョージ朝倉原作「恋文日和」 「あたしをしらないキミへ」 監督・脚本 大森美香 主演 村川絵梨 弓削智久 「雪に咲く花」 監督 須賀大観 脚本 佐藤善木 主演 田中圭 小松彩夏 「イカルスの恋人たち…

一日ユウイチ

漫画原作映画ということで「青い車」鑑賞。 監督・脚本:奥原浩志 共同脚本:向井康介 音楽:曽我部恵一 原作:よしもとよしとも キャスト:ARATA 宮崎あおい 麻生久美子/田口トモロヲ/水橋研二 太田千晶 佐藤智幸 さて感想。 ただ、どうしようもなく、駄…

池山流三振

拝啓手塚第13回は台詞についての3回目。今回は台詞のない場面についてのぐだぐだを志村貴子「放浪息子」2巻の52頁と143頁を例に考えてみた。 なお、リアル修一の例として神木隆之介くんを紹介しておく。実写化するとしたら彼以上の適役はいない。 さて、次…

不安定一久

拝啓手塚第12回は台詞についての雑感その2。げんしけんと20世紀少年を例に考えた。まあそれはともかく、 漫画原作の映画ということで「オールド・ボーイ」鑑賞。 ここ何年かの漫画原作映画として最高の部類に入るとともに、原作抜きにしても十分語られうる…

仁志安売り

夏目房之介「マンガ学への挑戦」を読んだ。 なんか今ひとつ物足りなかった。「マンガは誰のものか」という設問を軸に夏目氏自身の批評史を辿りながら、マンガを語ることの歴史をまとめているんだけど、いや、まとめているのは大変な作業だし、季刊「本とコン…

二の足帆足

こうの史代「夕凪の街」の感想を追加。 ちょっと疲れ気味。

落下する松坂

最近映画の話ばっかだけど今日もまた映画の話。 地元で映画祭が開かれたんで観てきた。メインは宮部みゆき原作のベストセラー小説を映画化した大林宣彦監督の新作「理由」である。全国公開に先駆けての公開、やっぱ映画祭にはこういうのが一本はないと盛り上…

三瀬撃沈

さて、10月9日は漫画原作映画が3本公開されるという、現在の邦画状況を象徴するような日だった。 まずは「下弦の月」。原作矢沢あい、監督は二階健、主演は栗山千明。3本の中では一番好きな原作だったので、かなり期待していた。美月を演じる栗山に何も不…

神宮暴走

緑川ゆきの「緋色の椅子」の感想。左上の「ひとりで勝手にマンガ夜話に戻る」から「作品別感想」に行くと読める。ネタバレあるんで気をつけて。やっと書けた。かなりしんどいよ、これ。読み直すたびに同じ切なさが胸に来るんだもん。拷問に近かった、よく泣…

主砲高井

id:tragedy 『じゃあ演奏会で終わりにすんなよというのが私の意見です。』 おっと、まさかコメントいただけるとき思わなかった。つまんない映画について考えるのは嫌だろうに、ありがと、申し訳ない。で、このコメント……いきなり核心を突いてくるね。 ここ一…

回転真中

渋谷パルコでスウィングガールズの2時の回のライブを鑑賞し、続けて映画も鑑賞。 上野樹里って真面目にかわいいな。横から見てたんで関口本仮谷はよく見えなかったが、上野は周囲を見渡しながら挨拶してた。ずっとニコニコしてたな。演奏は素人耳でも微妙に…

サイボーグ古田

「スウィングガールズ」鑑賞。矢口監督にとっても矢口ファンにとっても「ウォーターボーイズ」のヒットは嬉しいことだったんだけど、それだけに本作はその二番煎じという非難が常に付きまといそうな印象があったし、事実何々(音楽を題材にした過去の名作い…

さよならベバリン

昨日はちょっと調子に乗りすぎたみたい。でも、面白い漫画サイトって買った漫画について語ってるという印象があるんだが。まあいいや。ただね、流し読みした作品を批評するってのがどれだけ無謀なのかってのはわかってほしいね。寸評ならごまかし効くだろう…

まもなく杉本

燕失速でもう気が滅入っている。やってらんねー。で、こういうときに限って、いちいち気に障ることを平気な顔して晒している人の文章読んじゃったもんだから、なんか書くね、もう。ほっときゃいいんだけどさ、だって鯉とベイに続けて負け越しだなんて、そり…

やたろうじゃん

燕終戦。短い夢をありがとう。 さて予告どおり更新したぞ。なんかすげー人気だな、「おおきく振りかぶって」。これに便乗して、今回の更新は対三星学園戦についての雑感を書いた。まだ突っ込めば書けそうだったが、止まらなくなりそうなので適当に止めた。そ…

石堂空間

映画「忍者ハットリくん」を観てきた。端っから期待していなかったが、期待以下の出来でうんざりだった。なんだよこれ、やる気ないじゃん。喧嘩売ってんのか、関係者猛省しろよ、ていうか香取宣伝しつこいんだよ、こんなつまらんもんを必死に宣伝すんな、自…

石川中学生

映画「誰も知らない」の感想を追加。漫画の感想じゃないよ。たまにはこんな更新もある。鑑賞直後は衝撃強すぎてわけわからん興奮状態だったが、三日経ってだいぶ落ち着いた。 盆休みに東京へ映画観に行った。「誰も知らない」よりも「華氏911」がメインだ…

ポチもピアノが弾けたなら

拝啓手塚第11回。えーもー地味に書き連ねていきますよ。今回は台詞についての雑感ということで次回はもっち突っ込んで書こうと思っているが、前振りであんな長い文章になるとはおもわなんだ。いろんな作品を引用すると長くなるんだね。ということは次回はも…

スト再生

作品別感想文に安永知澄「やさしいからだ」1巻と戸田誠二「アポトーシス」を追加。100個目にこだわらず、いつもどおり最近読んで印象深かった漫画をいつもの調子で。いい加減にサイト整理しないといかんな。 まあでも、ちょっと感慨にふけちゃうと、いろい…

三振三昧岩村

げんしけん雑感。本サイトで書こうとも思ったけど、思いつくまま最初にこっちで書いてみる。うまくいけば「おおきく振りかぶって」みたいに書き直す。 「げししけん」4巻 オタク化する物語 はじめからオタクの話じゃん、と突っ込みたいところをちょっと抑え…

志田植物

更新は来週以降に延期ということで。 鬼門の夏突入か。すっかり暑い。最近は観たい映画がないので、のんびり漫画を読んでいる。普通に「げんしけん」とか「DEATH NOTE」とか読んでいる。「DEATH NOTE」は面白いね、先の展開を考えるだけでも楽しめる。どこの…

まんが道風

サイトを更新した! 作品別感想文に安斉メイ「明日はどっちだ」と木村太彦「瀬戸の花嫁」を追加した! 次の感想が100個目になる! なんにしようか考え中だ! BSマンガ夜話「まんが道」を見た! ちょっと物足りなかった! けど、夏目の目は面白かった! こ…

バファリンベバリン

ついに読みはじめた、「ストッパー毒島」。「甲子園に行こう!」はまだ全巻それってないんだけど、もどかしいんで「毒島」も読み始めた、というか11巻まで一気に読んだ。最後の一巻は期待膨らませたあとに読んでやるぞ。で、雑感なんだけど、ペナントレース…

あっちコッチ高津

アイシールド21のセナの走りのスピード感は、要は狭いところからの開放感っていうのが常にというかだいたいある。見開きの使い方もその表現も丁寧で、実に王道、破綻が少ないのね。で、それは一巻一話でほとんど完成されている。あとはその応用と言ってもい…

飛べない燕

感想文に安達哲「バカ姉弟」1〜3巻を追加。前から書こう書こうと思いながらも、なかなかまとまんなくて、「さくらの唄」を読み返したら、なんとかなったって感じである。まあ、いろいろと評するのは野暮な作品なので、今回は素直な感想文でした。もっとあの…

転落燕

今アイシールド21を読み直しているんだけど、いやー、面白いねー。アメフトのルールをどんどん覚えていくのが楽しいし、誇張が上手いこと利いててキャラの対決をわかりやすい構図に仕上げている。 なんで読み直しているかって、ほんとは「甲子園に行こう!」…