飛べない燕

 感想文に安達哲バカ姉弟」1〜3巻を追加。前から書こう書こうと思いながらも、なかなかまとまんなくて、「さくらの唄」を読み返したら、なんとかなったって感じである。まあ、いろいろと評するのは野暮な作品なので、今回は素直な感想文でした。もっとあの場面が笑ったとか、あそこがお気に入りとか書いてもよかったけど、それこそ野暮な話なわけで。
 子供が主人公っていうと私は他にあずまきよひこよつばと!」が思い出されるんだけど、こっちは間が命って感じで、「バカ姉弟」のノリとはまた違うね。漫画については最近特に間とか溜めと抜きとか、いろいろと語れそうな材料がそろってきた感じ。大友の「童夢」の自己流分析をきっかけにまたひとつ読み方が増えた。一回はもちろん普通に読んで、そこで面白いなーとかなんかひっかかるなーってのがなければそれでポイだけど、今は何にもなくても一応演出とかどうやってんのかってちょっと考察するようになった。いや、漫画家はえらいっす。読者からつまらないだのここがだめだのと素人風情につべこべ言われながらも、計算して描いてるもんね(それでもつまらないもんはつまらないんだけどね。それが読者の本音でしょ)。で計算が嵌った時の至福ってのは何物にも替えがたい漫画の味だな。
 アイシールド21はノンブルわからないのでどうしようか。わざわざひとページ割いて書くことのほどではないんで、ここで後日書いちゃおう。あと感想は今回で97個かな、あと三つで大台ね。なるべく今まで採り上げてない漫画家でっことで、いろいろ読んでいるところ。