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 作品別感想文に安永知澄「やさしいからだ」1巻と戸田誠二アポトーシス」を追加。100個目にこだわらず、いつもどおり最近読んで印象深かった漫画をいつもの調子で。いい加減にサイト整理しないといかんな。
 まあでも、ちょっと感慨にふけちゃうと、いろいろとしょうもないこと書いてきた中にあって、でもよく書いたよ、あんた、とお気に入りの文章がある。いや、これはテキスト系のサイトやってる人なら誰でもあることでしょう? 日記サイトでも今日は上出来とかなんかあるでしょ。
 とりあえず全体を見ると、サイト開設間もないころからいろいろと変わってるな。ですます調がである調、今は半分口語調というかタメ口調。内容もテーマを読み取るところから、作画やら演出やら構成がどうのこうのと偉そうに語ってるし。幅は出来たよ、うん。最初のころは長い感想文も書いてたな……これ疲れるからもう書けないかもしれんが、でもまあ常に機会はうかがってますよ。読書次第だけど。
 いろいろ振り返ってみますか。あー、藤子Fも一つやってたね、「流血鬼」。F短編は全部やろうと思った・ホントにちょっと思っただけだけど、疲れるんであっさりやめた。高野文子は3作品、「奥村さんのお茄子」は苦労したな。出来もしない謎解きやろうとして、何度読み通したことかしれない。木村紺も多数、長いな、神戸在住田中ユキ、一時見なくなってどうしたんだろうかと思ってたら、アフタで連載はじめたんだね。遠藤浩輝井上三太はもう見限った、今後作品を採り上げることはない。野中英次……クロマティの新刊出るたびにバカ論文書こうとしてたっけ。4巻で飽きたけど。一色まこと……ピアノはまだか。緑川ゆき、多分うちのサイトが個人サイトの中じゃ一番文章書いてるんじゃないの? 今年は「緋色の椅子」最終巻が待機中。多分また異様に熱い文章になるだろうな、ほんとに好きなんだよ、この漫画家。
 いろいろ扱ったような気がしてたが、こんなもんかよ。恐れ多くも自賛してる感想文は岡崎京子作品の感想、メジャーでいろんな人が語りつくしているだけに力が入るから、その分熱の入れ込み方も他と違うよ。岡崎二郎「マイ フェア アンドロイド」の感想、ロボットの心を読み取ろうとしていた読者って発見が、後の個人的な物語論の原点になる。坂口尚作品の感想も思い入れがあるだけに下手は書けん、「野の花」の解題はうまい事いったんじゃないの? 小田扉漫画の感想は、コマの隅々まで見渡してアホネタ探すのが面白い。で、意外と話がしっかりしてるんで、登場人物が突飛なことしても逸脱しないでちゃんと扉世界に収まってる。幸村誠プラネテス4巻の感想は早く書きたかった、ネット書店で注文したら発売日過ぎても届かなくて、ひどい目にあった。それで読んだら感想文のサブタイトルが真っ先に浮かんで、誰か同じこと言ってねーだろうなと探し回ったな。目立たないけどあの感想の題名は結構考えてるのよね。面倒だと劇中の台詞を元につけるけど(あるいはそのまんま引用)。
 もう寝る。