冬コミに参加します

冬コミのお知らせ
 年末のコミケにサークル参加します。
 12月31日「東地区 Qブロック−12a」です。よろしくお願いします。
 オフ版第7号の今回は、「マンガ原作映画は何故「失敗」するのか」というタイトルで、いくつかのマンガ原作映画を例に、原作のマンガと比較しつつ、テーマ別に映画について語った内容です。
・音楽マンガと映画について
 「のだめカンタービレ」「神童」「ソラニン」「BECK」と四本の映画を例に、それぞれの違いやマンガとの表現の違いを分析しました。もちろんマンガから音は聞こえてきません。音を付けるということは、読者が各々の脳裏で奏でていた音楽を、一つの形にしてしまうということです。映像の暴力性を、それぞれの映画はどれだけ自覚して映像化したのか、いろいろと書き散らしました。
・モノローグ・ナレーションと言葉について
 「strawberry shortcakes」「渋谷区円山町」「さよならみどりちゃん」の三本の映画を例に、原作のモノローグはどうやって映像に落とし込まれているのかを考えました。原作どおりに役者にセリフとして言わせる、原作どおりにナレーションを被せる、、演出や役者の演技で語らせる、いろいろな例が考えられますが、具体例を引きつつ、マンガの中の言葉がどのように映画に変換されるのかについて、右往左往しました。
・叩き台としての原作
 マンガ原作映画の中には、原作の設定やストーリーを生かしつつ、映画独自の世界を構築するものもあります。「空気人形」「おのぼり物語」の二本を例に、原作がいかにして映画になっていったのかを考えました。