オフ版第5号のお知らせ(改めて)

 夏に続いて冬のコミケにもサークル参加することになった「ひとりで勝手にマンガ夜話」。今年はサイトの更新もそこそこに長文感想を書いてきたわけだが、本年の締めとして、オフ版第5号を改めて紹介したい。

火曜日(30日) 西地区 て-11b「ひとりで勝手にマンガ夜話

漆原友紀蟲師」長文感想 「狩房文庫異譚」
1 瞳の向こう キャラクターの目と涙
 足元を動かす「天辺の糸」/拡散する意識「隠り江」/生きる涙「旅をする沼」/目に映る水「鏡が淵」/水の息吹「水碧む」
2 水の流れる風の吹かれる 「蟲師」の風景
 蟲は居る「雨がくる虹がたつ」/蟲の季節「雪の下」/永遠の影「残り紅」/音の風「錆の鳴く聲」/赤い流れ「囀る貝」
3 白い跳躍 余白・コマの活用
 間白の抑圧/間白の解放「筆の海」/マンガの時間アニメの時間「虚繭取り」/間白からの跳躍「日照る雨」「眼福眼禍」/対話と想定線 いくつかの例を

蟲師」のキャラクターの目・涙と、風景についての私見、そしてマンガとアニメを詳細に比較し、「蟲師」の演出の変化を辿っていく。「蟲師」はすごかった!

これまでどおりB6版だが、文字サイズは9ポから8.5ポに、一段あたりの行数も4号より一行増やしたにもかかわらず、40頁を超えてしまった(ただし引用した画像は下のよりもかなり荒れている可能性が高い)。300円で頒布。
第1号から第4号もよろしく。暇な人はスペースにお立ち寄りくださると感謝感激であります。

12/28追記 本の出来はいまいち……やはり同人印刷は専門にまかせるのがいいみたい