2012年のマンガ10作品

2012年のマンガ10作品
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」
「式の前日」
グラゼニ
ひるなかの流星
GUNSLINGER GIRL
「ひなまつり」
げんしけん 二代目」
「砂の栄冠」
我妻さんは俺のヨメ
「ローファイ・アフタースクール」

 2012年は仕事に追われることが多く、映画鑑賞との両立は困難を極めた。秋から余暇が生まれてどうにか一息つけたのだが、年末になって師走に相応しい忙しさが訪れ、全体的にストレスの溜まる一年だったと言える。そんな中、映画以外で気軽に心身の疲れを癒してくれたのが、いくつかのギャグマンガだった。「私がモテない〜」「ひなまつり」「我妻さんは〜」は特に笑わせてもらった作品で、大げさに言えば、救われた作品である。何か意味づける必要もなく意義を見出す必要もない気楽さ、「私モテ」はオタクのあるあるネタとして読めてしまうかもしれないが、そんな視点は皆無に単純にギャグとして楽しませてもらった。「ひなまつり」も超能力の無駄遣いが素晴らしくバカバカしい。年末に4巻が出たが、まだ読んでない、早く読もう。「砂の栄冠」も結構笑わせてもらったので、主にガーソ関連で。
 他は印象に残った作品を並べた。
ひるなかの流星」は田舎の女の子が家庭の事情で東京に来て洗練されていくという少女漫画だけど、黒髪ロング的に外せないだろう。普段は長髪をひっつめたり束ねたりしている主人公のチュンチュンが、デートの際に友達にコーディネートされた姿が、髪を下ろした黒髪美人だったのである。黒髪の素晴らしい活用である。
GUNSLINGER GIRL」は完結ということで。長い話だったが、伏線もきっちり回収してまとめきったよね。最後の天才少女の設定はいただけないが、あれはあれで、フラテッロの形は引き継いでいるということなのか。市井の少女でこその希望と思うけれども、高らかに希望を叫ばなければならないってのは、3.11の影響もあるのかと勘繰る。
「式の前日」「ローファイ・アフタースクール」はどちらも素晴らしい短編をありがとう、ということで。九井諒子の新作はまだ手にしていないのが悲しい。
げんしけん 二代目」は雑誌をちら読みしたところ斑目が奮闘していたので。13巻はその直前で終わってるのがもどかしいが。個人的に二代目の前から斑目とスーの関係が好きなんで、二人にはいい関係になってほしい。
 というわけでつれづれに2012年のマンガ10作について書いた。
 それでは、全マンガ家に最敬礼! 昨年も面白いマンガを本当にたくさんありがとうございました! 今年も楽しませていただきます!