コミックマーケット91にサークル参加します

コミックマーケット91、冬コミ出ます。※12/26入稿を終えたので追記
土曜日(31日)東地区Vブロック 34b 「ひとりで勝手にマンガ夜話」です。
新刊は「マンガキャラクター論の覚書 断片的なコマのマンガ学2」です。
一部300円で頒布します。

序文
個人的なキャラクター論を書く前に、これまでのキャラクター論を乱暴にまとめた。伊藤剛→岩下朋世の流れとか。
第1節 マンガのおばけは生きている 永椎晃平「星野、目をつぶって」
今年の話題作の一つをさっそく取り上げた。面白いよね。星野のメイクによる変装と伊藤剛「テヅカイズ」の耳男の変装をつなげてみた。
第2節 キャラ人格とジェンダー 将良「思春期ビターチェンジ」
「星つぶ」野球部の高橋の同性愛描写から「思春期ビターチェンジ」の男女の書き分けの差とかジェンダー論についてちょっと考えたが、難しい。
第3節 キャラ図像とキャラ人格 川端志季宇宙を駆けるよだか
2節を次いでキャラの入れ替わりから岩下朋世「キャラ図像」「キャラ人格」について考えている。今回の新刊の主題でもある。
第4節 キャラクターから見える視界 秋★枝「恋は光」
いよいよメイクビリーブ理論を導入。マンガの話があまりできていないかも。いや、このマンガ面白いよ。秋★枝の絵はパースが狂っているところもあるけど、キャラクターの絵がとても好き。
第5節 メイクビリーブ・終末 つくみず「少女終末旅行
簡素な絵とリアリティ、そして分析美学とかメイクビリーブとか。自分の手には負えない。
第6節 キャラ図像とキャラ人格2 松浦だるま「累(かさね)」
これまでの考察を踏まえて、3節の続き。入れ替わりと言えば今年は「君の名は。だったね。最近10巻が出て慌ててる。
あとがき キャラクターの居場所 こうの史代この世界の片隅に

今回は難しい論文読んだりして書くより疲れた。分析美学はいまだにわかりません。そもそも英語なんてわからんから。元の論文を読んだ人の開設をブログで読んだりして、知りたいことをネット検索しまくったけど、ほとんど言及している人が同じ人ばかりだったなぁ。
既刊「断片的なコマのマンガ」もよろしく。