今回はただの雑感・「余白の発見」をマンガの意味に追加。……これ書いてる途中でピアノ・ファイアさんがhttp://www1.kcn.ne.jp/~iz-/man/pov01.htmこういうのupしちゃうんだからなぁ。なんか適当に書き始めたおのれが恥ずかしいよ。
 まあ私としては映画理論よりもアニメの技術論のほうがマンガに援用できるだろうなというのは実感としてある。これはフラッシュ夜話で実写とアニメをいろいろ観て参考に出来そうなのを意識して探した結果だけど、アニメの演出のほうがマンガに近いからね。それでもイマジナリーラインの場合は、アニメは実写寄りという例もあるけど。
 ただ難を言えば「漫画の絵とは、常に真正面からのアングルで鑑賞されるものではない」という記述以降のことかな。もうちっと深く検討すべきだけど、今のところブログ上で表立って意見している人が少ないんで見切り発車で先に言うけど、ちょっと視線力学にこだわりすぎかな。真正面が描かれないのは普通に難しいってのがあるからさ。これはイラストを描いてるピアノ・ファイアさんならわかっていることだとは思うんだけど。絵画の自画像とかの人物画見たって、だいたい右か左かどっちか傾いてるでしょ、目はこっち見てるけどね。正面アングルって映像も含めて難しいんだよね、簡単な話、立方体を正面から描くよりちょっと角度ずらして描いたほうが立体的だしリアルだよね。人の顔も同じ。今回更新した文章の中でも書いたけど、消失点が画面の中央にあるってのは、錯覚起こしやすい。特にマンガのように線が少ない場合はなおさら。絵の上手い下手を見るなら、正面の顔が描けているかどうかで判断しやすいんだよ。いやしかし、わたしゃもっとちゃんと考えなあかんな。