少女が主人公の映画

少女が主人公の映画
たまごまごさんのhttp://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20090324/1237829704
スワロウテイル」の女の子は伊藤歩だね。今20代後半だけど、まだまだかわいいぜ、映画によって表情をくるくる変えてくるのが女優だよな、去年だと「TOKYO!」の彼女はかわいかった。さて、「害虫」がオッケーということは、高校生までの女の子が主人公ならいいんだよな。たまごまごさんの求めるものとは外れてしまうけど、ここ数年見た中で、女の子が主人公で個人的に面白かった邦画を列挙していこう。

シムソンズ」(2006)
キサラギ」の佐藤祐市監督によるカーリングに挑む四人の女子高生を描いた青春映画。主演は、加藤ローサ 藤井美菜 高橋真唯 星井七瀬。佐藤監督はエンターテイメントに徹する傾向が強く、「キサラギ」で次々と観客を楽しませようとする意図が、この映画でも発揮されている。いわゆる王道だね。実話を元にした云々という惹句が付いてるけど、カーリングについても丁寧な解説があって、カーリングが面白くなる映画になっているぞ。

「ルート225」(2006)
いまやすっかりメジャー監督になったと思う中村義洋監督の作品。主演は今をときめく多部未華子! 原作は藤野千夜の同名作品で、志村貴子によって漫画化もされているよね。多部未華子の魅力にへろへろになってください。個人的には弟を演じた男の子も味があっていいんだよな。

赤い文化住宅の初子」(2005)
監督脚本はタナダユキ。タナダ監督作品はいーよー。「月とチェリー」がやっぱ今も好きだね。「赤い〜」は松田洋子の同名作品の映画化。感想も書いてたね、http://d.hatena.ne.jp/y-shirabyoushi/20070520。主演の東亜優がかわいいけど、悲惨な状況にどんどん追い込まれていくのに萌えてください。

ロボコン」(2003)
敬愛する古厩監督作品。何も言うことはない、長澤まさみの輝きに酔いしれてください。他に、小栗旬伊藤淳史塚本高史と、今考えると豪華な顔ぶれだよな。高専ロボコン大会に挑む物語。燃えるぜ!感想も書いてたね、http://www.h2.dion.ne.jp/~hkm_yawa/eigayawa/robocon.html


紀子の食卓」(2006)
監督脚本は園子温。主演は吹石一恵。だけど、この映画でもっとも魅力的なのは、つぐみもいいけど、女の子ということで、吉高由里子なのである。「蛇とピアス」で、まさか脱いでしまうとは……。この映画がデビュー作。今もう美人過ぎて少女っぽくないけど、この時期はすげー美人だけどあどけなさ幼さがあって、いいかもしれん。まあ私はやっぱり、つぐみ派だが。

カナリア」(2005)
「害虫」の塩田監督作品。谷村美月セミヌードが見られるのは、この映画だけ!(多分)。谷村の出世作でもあるよ。テーマはかなり重いけど、個人的にはお気に入りの一本。ラスト付近のあの歌に、やられちゃってください。でも私はやっぱり、つぐみ派だが。

西の魔女が死んだ」(2008)
原作はもちろん梨木香歩の同名作品。監督は長崎俊一。主演は、おばあちゃんに、サチ・パーカー、そしてその孫の女の子役が、高橋真悠。まあ、無難に癒されてください。

水の花」(2006)
一本くらい超マイナー映画を混ぜとこう。木下雄介監督作品。木下監督は今年まだ29歳、若いねー。主演はポスト宮崎あおいとも言われている(ホント?)寺島咲。彼女はとにかく演技がすげー。宮崎あおいは「害虫」以降一時期映画アイドルっぽい位置づけにされたけど、寺島咲は公開当時十台半ばにしてもう女優の風格がある。大林監督が見出した女優なので、ロリコンという意味では間違いない。ラスト近くの口紅をつけるシーンのなんともいえん艶やかさだけでもいいかも。でも内容は暗いぞ。そういえば宮崎あおいも大林作品で映画デビューしてるな。

とりあえず、こんなところで。他に「天コケ」の夏帆か。洋画だと、「パンズラビリンス」の主人公の女の子かな。いや、これは、あまり……でもうん、勇気があるなら観ていただきたい。
 でもさあ、もしロリコンっていうもの、私はよくわからないけど、少女性についてどうこういのうなら、やっぱり「櫻の園」がぱっと思いつくんだよな。もちろん1990年版のほうね。去年の福田沙紀主演のほうは興行成績も内容も散々だった(寺島咲が目当てで観たので、個人的には映画の内容は可もなく不可もなく)わけだが、1990年版は名作だよ。
 まあ、暇ならどうぞ。